知恵。
恐れながら最近のテレビCMに物申したい。
CMの最後に、「詳しくはウェブで…」などと言って、
検索ワードを表示してカチッという、芸のないあれである。
確かにホームページに誘導することができれば、
数十秒のCMとは比べ物にならないほどの情報を
提供することができる。
それは、わかる。。だけどさあ…
僕はその企業の資質までをも疑ってしまうほどに、
あの手のCMには否定的である。
TVがネットに屈した、という大袈裟な見方もできてしまう。
そもそも、CMや広告、コピーというものは、
限られた条件の中に,より多くの情報を判りやすく,
センセーショナルに,時にはドラマティックに,
小気味よいユーモアをもって,いかに表現するか、
というところが醍醐味であり、製作者の腕の見せ所ではないか。
そこに消費者は惹かれ、商業的効果も伴っていくものであってほしい。
これはCMや広告に限らず、全てのものづくりや、
あらゆる仕事にも共通する。
例えばスポーツメーカーが、たった1gシューズを軽くする為に、
気の遠くなるような努力をしているような、そんな感覚だ。
年が明けたと思えば、あっちゅう間に2月!
時間というものこそ、限りあるはずだけれど、
人はしばしばこの大切なことを忘れてしまう。
その昔、建築学校で教わったことがある。
「無限の条件と時間の中で美しいものを作るのは誰にでも出来る。
制限された条件と時間の中で美しく仕上げることが重要である。」
この言葉、日々いろんな場面で、近ごろ特に身に染みて感じる。
「知恵を絞り出せ…」
何処からか賢者が我々にそう囁いているような気がするのです。。
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