「会話の合間に恋人たちは走る。」
デヴィッドシルヴィアンの詩で、僕の好きなフレーズのひとつだ。
これから始まる恋人達の、ときめきや心の揺れのようなものをうまく表現している。
「空気」や「呼吸」とも言い換えられる、この会話の「間」 というものは興味深いもので、
人と人の心のあいだにこそ神様は存在するんだとか、
会話には命がある、といった類のテーマを扱った映画や詩は実に面白い。
たとえ僕のように信仰心の薄いタイプの人間であっても、
この時期、何となく清らかで神聖な気分になるのは、
ひと月後にクリスマスを迎え、年が暮れていくのと、 どうやら関係があるらしい。
秋が終わっていく…
真っ赤に色づいた鳴尾御影線のケヤキは、散る間際で最高に美しい。
先日は京都の紅葉を通り抜け、秋とやらにしかとお別れを告げてきたところだ。
キンと冷えた空気に、一年の中で最も感受性が鋭くなる季節である。
街はもう冬支度。
花の仕事もこれからピークを迎え、神戸ではまたルミナリエの季節が来る。
泉谷しげる氏の言葉を借りれば、季節を楽しむ余裕もなく、だけれど
やっぱりいい季節だな…
さ、いよいよ12月。。
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