鱗雲。
「今年はこれくらいにしといたるわい。」と言い残し、暑すぎた夏もようやく去ってゆき、
嵐のように忙しかった9月は、記憶も無いくらいあっという間に過ぎてゆき、
やけに心地良い風が吹くと思って見上げると、いつからか空には鱗雲が…
季節はまた移ろいゆく。
キンモクセイの香りは、僕を小学生の頃の遠い過去の記憶へといざない、
当時好きだったコの事を想いながら、一方ではカマキリやバッタを追いかけるという、
相容れない矛盾した感情の、いわばダブルスタンダードの狭間で揺らいでいた、
懐かしい少年時代を思い出す。
ひさびさの酔いどれ日記。
実は我々、酔いどれ一門には2人の巨匠が存在する。
ひとりは、「俺が酔ってるんじゃない。ピアノが酔ってるんだ。」と歌うトムウェイツ師匠。
そしてもうひとりが、最近「酔いどれ詩人になる前に」という自伝的小説が
あのマットディロン主演で映画化されていた、故チャールズブコウスキー師匠だ。
いわゆる吉本興業でいうところの、「三枝」「きよし」である。
僕が感じる、この師匠たちに共通する魅力は、ゲーテの言葉にもあるように、
「詩人が、堪えがたく醜い色々なものを憎み、 それを美しいもののように生かさぬこと。」
なるほど彼らの魅力の本質はその辺りにあるような気がする。
この言葉は、詩人でも何でもないくせに、僕の心にはしっかりインプットされているものだ。
さてアイロニーでは、大きな山をひとつ越え、これから年末に向かっていきます。
この秋、新たに始まることもあり…
そのひとつが芦屋LUXE CLASS。
芦屋川のほとり、朝日の射し込むレストランで、優雅なひと時を過ごしてみませんか?
第一回は10月17日。
時間は朝10時から12時まで。
初回はまだ受付中、ご予約はお早めに。。
お問い合わせはお電話またはメールにて。
VIVA打出!decco公式サイト
最近変わったことといえば、臓器提供意思登録カードなるものを入手。
まあ、前から持っておかねば、とは思っていたのだけれど…
これでまた、死ぬまでに遣り残していたことをひとつ片付けられた気がして、
なんか不思議とスッキリした気分になった。これは是非ともおススメだ。
ちなみにこのカードは、「臓器提供したくない」という意思も自由に主張できる。
なかなか結構じゃないか。
主張や思想は人それぞれ違っていて結構だ。
そして僕は骨までスープのダシにでも使ってくれて結構だ。。。