昨晩は、京都では五山の送り火。
13日の夕方、アイロニーのお向かいの玄関先では、“迎え火”の儀式が行なわれていた。
こうしてお盆の間にお迎えした精霊をお送りするのがこの“送り火”だが、調べてみると、
我々がのん気に眺めている打上花火も、もともとはこの送り火の名残りなんだそうだ。
へえ。。
そんなお盆最終日ともいえる昨日、 ふと思い立って何年かぶりに墓参りへ。
ご先祖が眠る箕面の北摂霊園は、 訳もなく学生の頃しばしば訪れていた場所。
もちろん、単純に山の上という気持ち良さもあるのだけれど、
神聖で厳かな、墓地そのものの雰囲気ってのが僕は結構スキだった。。
そういえば大往生だった知人の告別式でも、似たような感情を持ったことがある。
式の最中、故人の人生を想うと、悲しみよりも不思議と清々しい気持ちになる。
大勢の人達に見送られる様子を見ていると、きっといい人生を歩んでいたんだろうと…
一般的に、葬祭に対する反意語は冠婚だと言われているけれど、
僕は少し違うと思っていて、葬祭が命の終点であるならば、
その反対にあるものはやはり“冠婚”ではなく、
むしろ“出産”すなわち、生命の誕生そのものなんじゃないだろうかと。。
15日のある新聞記事の中で、終戦記念日がお盆の真っ只中にあるのには、
何か因縁めいたものを感じずにはいられない、と書いてあったが、
確かに、終戦記念日が全く他の日だったら、また感じ方も違うのかも知れないな…
猛暑が続いておりますが、確実に秋は近づいてきています。
アイロニーの閉店時間は午後7時。
その時間の空の明るさが、日に日に去っていく夏を物語っていきます。
胡蝶蘭
高さ…約65cm
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