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2007年08月 アーカイブ

2007年08月01日

decco。

ここ芦屋という場所は、すっかり高級住宅街をいうイメージが定着していますが、

その中でも、アイロニーがある阪神打出駅周辺歩いてみると、

実に質のいいお店たちが、肩肘張らずにいいカンジで点在していることに気付きます。

 

先日、この打出エリアの情報サイトが立ち上がりました。

その名も 「decco」

 

説明するまでもないが、「打出っ子」を語源とするこのdecco…

事の発端は、二つの出来事に起源する。

 

まず、ご近所の元気なオネエサン方が中心となって作られた、

打出の近隣のお店などを地図付で丁寧に紹介する小冊子…

「打出MAP」

 

もうひとつは、タニグチとふとした思いつきで、同世代で頑張っている若者達を集めて、

お酒でも酌み交わしながら異業種で交流を深め、この地域を活性化させて、

もっとこの地域に人や店を集めていこうという趣旨で始まった

「デッコ会」

 

この二つの動きがひとつになり、もっと広範囲にアピールして多くの人々に

この街に来てもらおうという流れが生まれ、

遂に公式サイトが立ち上がるまでに盛り上がってきた、というイキサツ。

 

打出MAPはウチのような掲載店に置かれ、ご来店されたお客様にお配りしていて、

これがなかなか好評で、MAPを片手に近所を散策する人達もよく見かけるようになりました。

 

一方のデッコ会は、ワカモノが中心なこともあって、バイタリティー溢れる集会なので、

呼び掛ければ自然と盛り上がり、 個々の商売の話のみならず、

多くの出会いを生み出していて、非常に意義のあるものになってきた気がします。

 

   library

写真はアイロニーの並びにある芦屋市立図書館打出分室。

村上春樹が芦屋在住の頃、よく利用していたことで有名。

打出には、このような建造物や古墳など、歴史を感じさせるスポットが多い。

住んでいる我々もよく知らない場所、まだまだあります。

 

この打出…

遊びにくるも良し。

引っ越してくるも良し。

起業,出店するも良し。

我々は、これまで以上にそんな街になっていけば、と願ってやみません。

ひとまず、サイトへどうぞ。。

 

VIVA 打出☆ decco 打出エリア情報サイト

 

アイロニー公式サイト

妻の日公式サイト

 

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2007年08月05日

彩。

あれは台風の夜、僕は謎の黒い液体と塩をバケツに溶かし、時たま熱湯を注しながら、

夜な夜な、時に魔女のように微笑みつつ、 色の移らないステンレスのフライパン返しで、

グルグルとあるものを絶え間なくかき回していた。

 

たまにふと、我に返りながら…

「一体僕は、こんな夜中に何やってんだろう。。」

 

謎の液体の中のあるものの正体は、着古した服。

「もったいない」の精神のもと、温度を保ち…休むことなく…腕つりそうになりながら…

夜中に小1時間、ひたすらグルグルグルグル…

 

その甲斐あって一晩乾かすとそれは、何とも言えぬ風合いと色合いに再生。

この色とこの色でこんな色になるんや…

偶然の産物ともいえるこの色合わせはなかなか興味深い。

 

その昔やっていた仕事の関係で、よく染物屋さんにお世話になっていて、

製品染めの、その仕上がりをドキドキしながら待っていたことを思い出した。

染めてみなきゃわからない博打のようなドキドキ感。。

 

「彩」

 

一般的に、識別できる色彩の数は男性に比べ、女性の方がはるかに多く、

ゆえに色を操ることを仕事とするデザイナーやアート系の職種には、

女性もしくは“女性に近いオトコ”の比率が多いといわれている。(花屋もしかり)

 

てことは、男性が見ている“色”よりも、女性はたくさんの色を見ているわけだから、

我々男性よりも、女性の目に映るこの世は、“はるかに美しい”ということではないか!

なんてこったい…おお…

 

そう考えるとこの花に携わる仕事で、先天的にオトコであることが不利になっている、

なんてことも少なからずあるのではなかろうか。。

 

とにかく、男性が女性に敵わないものはこの“色彩感覚”以外にもあるわけで、

例えば、嘘をつく時に伴う心理学的な動作は男性の数倍女性のほうが多く、

それだけ女性の嘘は見破りにくいということを示していたり…

 

ああ、酒が飲みたくなってきた…

 

「所詮オトコなんて、単細胞な下等生物なのです。」

m93-3249-061020

 

VIVA 打出☆ decco公式サイト

 

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2007年08月13日

涼。

立秋を過ぎ、8月も半ば…

正面向いて攻めてきた夏は、ちょうど今、すれ違おうとするあたり。

お墓参りを済ませば、いつの間にかもう後ろ姿。

ときより吹く涼しい風。。赤とんぼ。。少し冷たい夕暮れの海、転がるセミ…

これからはちょっとセツナイ、僕の好きな季節だ。。

 

とはいえまだまだ、手を伸ばせば届きそうなほどに間近で照りつける太陽と

焼かれてひび割れたアスファルトに挟まれて我々は、

体力や気力、食欲までもを、あからさまに奪われて、干乾びていく…

 

風のたよりによりますと、世間はどうやらお盆やすみらしい。。

みなさま、こんな暑い時こそ、早寝早起き、朝日を浴びて、三度の食事をしっかりと!

普段は大敵のビールの誘惑も、夏バテ防止にはツヨーイ味方。

遠慮せずに召し上がれい。

 

 

残暑お見舞い申し上げます。

 

 

NORIKO

先日アイロニーに届いたLSAの新しい花器。

まだまだ蒸し暑い日々に涼しい風を運んでくれる…

そんな雰囲気を持ったガラスベース。

 

LSA NORIKO VASE

COLOR…SEA(左),OLIVE(右)

SIZE…H=24cm

PRICE…¥10200(税込)

ご注文,お問い合わせは、お電話またはメールにて。

 

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ちなみに昨晩は、花火大会のさなか、アイロニースタッフの8月生まれの女たち、

makimaki,あっこ,マサキチの誕生日会が厳粛にとり行なわれた。

めでたい宴のこの時ばかりは花より団子、ゴキゲンな一夜。。

お三方、これからもますます、イイオンナに磨きをかけて頑張りましょう!

お店の為にも、頼むよー。

 

2007年08月17日

送り火。

昨晩は、京都では五山の送り火。

13日の夕方、アイロニーのお向かいの玄関先では、“迎え火”の儀式が行なわれていた。

こうしてお盆の間にお迎えした精霊をお送りするのがこの“送り火”だが、調べてみると、

我々がのん気に眺めている打上花火も、もともとはこの送り火の名残りなんだそうだ。

 

へえ。。

 

そんなお盆最終日ともいえる昨日、 ふと思い立って何年かぶりに墓参りへ。

ご先祖が眠る箕面の北摂霊園は、 訳もなく学生の頃しばしば訪れていた場所。

もちろん、単純に山の上という気持ち良さもあるのだけれど、

神聖で厳かな、墓地そのものの雰囲気ってのが僕は結構スキだった。。

 

そういえば大往生だった知人の告別式でも、似たような感情を持ったことがある。

式の最中、故人の人生を想うと、悲しみよりも不思議と清々しい気持ちになる。

大勢の人達に見送られる様子を見ていると、きっといい人生を歩んでいたんだろうと…

 

一般的に、葬祭に対する反意語は冠婚だと言われているけれど、

僕は少し違うと思っていて、葬祭が命の終点であるならば、

その反対にあるものはやはり“冠婚”ではなく、

むしろ“出産”すなわち、生命の誕生そのものなんじゃないだろうかと。。

 

15日のある新聞記事の中で、終戦記念日がお盆の真っ只中にあるのには、

何か因縁めいたものを感じずにはいられない、と書いてあったが、

確かに、終戦記念日が全く他の日だったら、また感じ方も違うのかも知れないな…

 

猛暑が続いておりますが、確実に秋は近づいてきています。

アイロニーの閉店時間は午後7時。

その時間の空の明るさが、日に日に去っていく夏を物語っていきます。

 

0708kochouran

胡蝶蘭

高さ…約65cm

価格…¥4200

数に限りがあります。

 

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