桜を活けるよろこびと記憶の借景
今日は中之島のフェスティバルタワーの37階 レストラン ラフェットひらまつ さんで行われる某ブランドのイベントのために
桜を活けてきました。
2週間ほど前に別のブランドの為の桜をピックアップに行ったときに、本桜を選んでこの日のために開花調整して咲かせてもらった。
ほんとにいい桜やった。
最近はこういう現場も意識がいい意味でゆるくなったというか
楽しくわいわい言いながらふくちゃんとのぐねえと3人でばっちり仕上げて来た。
のぐねえは水球でインカレ二回優勝してる体育会の男で、野口くんなんだけど、ネタでオネエキャラを持っていて、
みんなからのぐねえとよばれてるんやけど、
今日ちょっと広めの現場で遠くにいるのぐねえを大きな声で呼んだときはさすがに、現場用の呼び名も考えなあかんなと思った。
のぐねえも遠くで半笑いで返事をしていた。
桜を一本一本束からはずして、どこに活けようか枝振りをみるたびに、綺麗な桜だなー。
と3人で花見をしながら仕事をしました。
他の花でもそうなんでしょうけどね。
綺麗だなぁと思って束ねてるんですけどね。
なにが違うのかなぁと思って考えてみたら
桜ってね、みんな好きなんですよ。
花好きの人だけがわかる花っていうんじゃなくて
みんなと嬉しい気持ちを共有できる。
たくさんのひとが、このデコをみて、わぁーって言ってくれるんだろうなぁという安心感のもと仕事してる。
昔青山店を任せていたスタッフが、店のディスプレイに俺がたくさんの桜を仕入れて飾っていたら、水替えめっちゃ大変そうやなぁと
他の後輩スタッフがいる前で言ったので怒ったことがある。
一般の人は、これが満開に咲いたら綺麗だろうなぁと思うけど、仕事でしてると、裏側の大変さもわかる。
それでも、一般の人よりもっとその桜の綺麗さを感じて欲しいと思う。
昔は、俺は自然に咲く桜の圧倒的な美しさには全然かなわないなぁと思っていたんだけど
花屋が活ける桜で、自然の中で美しく桜が咲き誇る季節がますます楽しみになってウキウキするような気持ちになってもらえれば
いいと思うようになった。記憶の借景かな。
今週から芦屋店、青山店でも桜を飾り始めました。
ふらりと見上げに来てくださいね。
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